2020.5.1 縁側
- ノミスケ
- 2020年5月4日
- 読了時間: 2分
最近の住宅にはないものの一つ”縁側”。この中古住宅を最初見たときに一番気に入ったのが南に面した縁側の存在だった。これまでの生活の中には縁側はなく、縁側といえば”日だまりの中でおばあちゃんが三毛猫を膝に乗せながらお茶を片手にうとうとしている場所”くらいの認識だった。しかし、この縁側を見てすぐに連想したのは、”天の川が45度くらい東に傾いている6月後半の珍しく晴れた夜、双眼鏡を首から下げ、いて座からへびつかい座にかけてのスタークラウド付近を、縁側にあぐらをかいて座りながら、ぼんやり眺めている自分”であった。
こうなると縁側は少しでも気分のいい場所にしなければならい。ちなみに前の住人は”雨がかからず日光がよく差し込む洗濯物が安心して干せる場所”として利用していた様子があり、物干しざおを受け止めるための木の棒が天井付近に複数渡されている。おそらくこの家で衣類の洗濯をするのはずいぶん先のことになるだろうから、これら不要な工夫を取り去った。床は直射日光が当たるせいでフローリング床材表面がかなりボロになっていて表層がささくれたりしている。掃除機をかけ、雑巾がけをしても光沢が蘇ることはなかった。
Before

少なくともここはあぐらをかいて星を見る場所なので、床をきれいにすることが一番重要、ということで木目の、クッションフロアをこのフローリング合板の上に直接敷くこととした。
After

和室との境界付近はプラスチックのL字アングルで見切りをつけ、窓側はアルミサッシの枠に端を合わせたのでそのままにしている。めくれなどが発生するようであればコーキングでもしてみるかな。
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