2020.12.17 寒空オリオン
- ノミスケ
- 2020年12月18日
- 読了時間: 2分
明日(18日)は年休なのでゆっくりと星を見るつもりで山の家に来た。
20時15分山の家に到着、愛車のマルチディスプレイに表示された車の外気温‐3℃、劇寒の山の家だった。

しかし、その分澄み渡った空気に冬の星座がきらめいている。

で、今日の狙いはオリオン大星雲(M42)、毎年冬になると一度はトライするが光の濃淡が強いのと、天の赤道に近くガイドが狂いやすいのでなかなかむつかしい対象。
星の写真は、天気と調整と設定の3つが上手く揃わないと満足のいく写真にならないぞ、ということに今更ながらに気が付いた。天気はシーイングと雲量、快晴に見えても空気の揺らぎが強い日は星がゆらゆらしていて解像度が下がる。調整は望遠鏡と赤道儀とカメラの調子を整えること。今回使っている望遠鏡は購入後30年くらいたったVIXENのR200SSというニュートン式反射望遠鏡、先日、ミラーの掃除してから光軸がズレたままだ。設定は、赤道儀の軸合わせとピント合わせ、赤道儀の軸合わせは内臓望遠鏡を使った北極星合わせ、ピントはカメラのライブビュー画面を使った手動合わせで手ブレとの勝負だ。
とりあえず天気は良いので、光軸合わせも満足に行っていない望遠鏡を外の運び、北極星で赤道儀を合わせ、オリオン座のリゲルを使ってピントあわせをし、オリオン大星雲にの撮影を開始した。スタック用に数十枚の写真を撮っていたが、22時半を過ぎたころから雲が通過し始め、ついにはオリオン座がうっすらとベールに包み込まれた時点で撮影終了。

その後撤収したが、そのころの気温はさらに下がって-5℃くらいではなかったろうか?望遠鏡の鏡筒や星見ベンチには霜が付き、撤収時につけたLEDランタンの光をキラキラ乱反射させていた。
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