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2020.7.19 塀DIY

  • 執筆者の写真: ノミスケ
    ノミスケ
  • 2020年7月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年8月3日

 県道から数メートル上にある宅地のフロントには、購入前の見学時には板塀が巡らされていた。


購入前の塀(2019年12月)













 目の詰まった板塀は外からの視線を遮る完璧な塀だったが、大きな弱点が一つ。

 これはこの庵すべてに当てはまることでもあるが、木製で経過年数不明ということだ。

 転機が訪れたのは購入直後の庵の訪問時だった。

 その日は春の強風が吹き荒れる日で、南からの風に少しめくれた波板の屋根がバタバタと音を立てるような天気だったが、そのバタバタ音の中で急にバキッ・ザザーという嫌な音が響いた。音の方向へ目をやると、実にスッキリと視界が広がっており、一瞬何のことかわからなかったが、すぐさま板塀がなくなっていることに気が付いた。

 板塀は風の力に負け柱が根元から折れて、板塀はその形のままひっくり返るような姿勢で県道わきの溝にはまり斜面に横たわっていた。幸いにも県道をふさぐようなことは無くとどまっていたので安心したが放置するわけにもいかないので、すぐに上の写真の右手にある広場のほうに塀の残骸を移動させた。縦横に木が繋がれた残骸は結構重く、ぐらぐら動いて運びつらいことこの上なかったが、この移動中に県道を通過する車が一台もなく、朽ちた木材製品を移動させる妙な人物を目撃した人はいないはずだ。

 さて、視界がすっきりとした庭先は、これはこれで開放感がありいい感じもする。


2020年5月5日の玄関前、塀が無くなり開放感はある













 しかし、あまりも見え過ぎというか、夜星を見る準備をしていたら5m下の県道に落ちたという事態もなくはない。また、今回は強風を塀が受け止めたが、このままでは母屋がそれにさらされる事態だ。と、いうことで塀の復旧を行った。

 塀の復旧に当たっては、コスト重視&DIYの初心者ということもさる事ながら、風に強い構造、折れない柱、ということで単管パイプと木材の組み合わせで、隙間が空いて風を少しは通過させるモノとした。

 単管パイプは先に石突をつけ、ハンマーで約40㎝くらい地面に打ち込んだ。そして穴あきブロックを通し、穴にセメントを流し込んだ。ついでにブロックの周りにもセメントを付けて動きにくくした。さらに立てた単管に横方向の単管を付け、その端にブロックを置いて、立てた単管が風にさらされて傾こうとすると渡した単管が支えるという構造にした。


2020年7月18日の様子













 さらに支柱の単管パイプに短い単管を乗せ、これに直交垂木クランプを2個使って柱の間に渡す木材(2×4 6F)を上下2か所で固定した。あとは渡した木材に板を張り付けていいけば塀となるはずだが、上の写真の後の様子を県道から見てみると、


2020年7月19日朝の様子


 












風を逃がすはずの隙間の多さが塀というよりは”柵”、そして古めかしい母屋と合わせるとその風情は”砦”となった。

 柵がまだ一段しかできていないからそうなるのだろうと、続けて作業し予定していた3段目まで作った結果がこちら。隙間が多い塀=柵、だがだいたいイメージ通り。しかし、庵の砦感はぬぐえない。


2020年7月19日夕方の様子


 
 
 

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